「ユウ!親御さんに挨拶にいこう!!」
「……………は?」
「あ、ごめんそれより前に言うことあるよね。
ユウ、結婚しよう。」
「頭は平気か?」
「なんでいきなりそんな話になってんだよ」
「……ユウの両親のことは今まで、原作では何ひとつわかってなかったさ…」
「………?そうだな。」
「まあ、それどころかユウは出番さえ危うくて久々に出てきたと思ったら死亡疑惑を流したまま放置されたり、
とにもかくにも常にファン泣かせのキャラだし細かい設定なんか設定画のプロフィールくらいしか出てないんだけど」
「黙れ」
「…っ、でも!!2007年5月2日発売D.gray-man第11巻130ページ4コマ目、タイトル加藤事件・その3で遂にわかったんさ!
『空に叫んで可愛い我が子神田を想い馬のションベンのごとく涙を流した』!
ユウのお母さ…いや、お父さ…??……っ、とにかく、ユウの親御さんは
星野先生だったんさ!!」
「なんか違うだろそれ」
「ユウ……いい?この際、解釈が正しいか正しくないかなんて関係ないんだよ?」
「は?」
「要は『星野先生がユウの親であるという解釈もできなくはない』っていうのが大事なの。だって、とりあえず俺がユウと結婚したいだけだもん。
それなりに結婚するまでの形式踏めたらそれでいいんさ」
「俺の意志は?」
「大丈夫ユウちゃん、
聞かなくてもわかってるから!愛の力で!!」
「死ね」
「………という訳で、ユウが挨拶は断固拒否したから仕方なく手紙を書いたんさ。ユウ無しで挨拶に言っても、ユウにつきまとってる新手のストーカーだと思われるかもしれないし。
リナリー、チェックしてもらっていい?」
「大変ねぇ。神田も、もう少し素直になればいいのに。」
(ラビの相談がすっごいウザイっていうの分かっててやってるのかしら畜生)
「ユウはちょっと度が過ぎた照れ屋なんさー。でもそういうところがまた可愛いっていうかなんていうかもうツボっていうか
萌っていうか!」
「手紙見せてくれる?」
「あ、うん」
拝啓 星野 桂 様
突然の文をお許し下さい。私はユウさんとお付き合いさせて頂いているラビと申します。
今回は、ユウさんとの結婚の件についてご挨拶をと思い手紙を出しました。
このようなことは本来、直接そちらまで私が出向かうべきものなのでしょうが、諸事情によりそれはとても困難なこととなってしまいました。
どうかご容赦下さい。………
(中略)
ユウさんとは、かれこれ3年ほどお付き合いさせて頂いています。
そんな期間付き合っていれば、大きな喧嘩のひとつやふたつあるものです。
しかし、その度に私たちはそれを乗り越えてきました。
結婚しても、このような正直な気持ちをぶつけあっていける関係を続けたいと思っています。………
「うん、ここまではなかなかいいんじゃない?」
「そう?良かったさぁー」
「それにしても、随分長い手紙ね…。1枚にまとめてあるけど、紙の長さが半端ないわよ。巻物がつくれるんじゃないかってくらい…。
普通の便箋に直すと何枚分くらいになるの?」
「53枚」
「
53枚!!?…ら、ラビ、それはちょっと多すぎるわよ。どこか削らないと…」
「えー…でも、これでも最初からしてみれば3分の1くらいになったんさ?これ以上削るのはちょっと…」
(どんだけ書いてるのよこのボケ兎!!)
「…いくらなんでも、53枚は多すぎよ。手紙って、長すぎるとかえって要点が伝わりにくくなるものだし。ね?」
「うーん…わかった。リナリーがそこまで言うなら…」
「そんな意気消沈しないでよ。ほら、私も手伝うから!」
(すっごいうざいけど!)
「あんがとリナリー。…えっと、最後の方は形式に乗っ取って書いたから、削るんだったら真ん中の方かなって思ってるんさ。
ちょっと残念って言うか、勿体ないけど…」
「わかったわ。じゃあ、真ん中あたりをちょっと読んでみるわね。」
………(中略)………
ユウさんとは温かな家庭を築きたいと思っています。
とは言ったものの、そんな抽象的な表現では親御さんも不安でしょうから、私の考えているもう少し具体的な家庭像を書かせて頂きます。
まず家事ですが、掃除洗濯炊事は全て私がこなそうと思っています。
これは先日「自室の塵とほこりがうざったい」と言ったユウさんに掃除機の購入を提案したところ、ユウさんが購入した掃除機を5分と27秒で壊してしまった為です。
また、いつも洗濯物を手洗いするユウさんですが、いくらなんでも冬にそれをやっては手が荒れてしまうので洗濯機の使用を勧めました。
しかし洗濯機も、ユウさんが使用して僅か2分と47秒で壊れてしまいました。
そしてこの前、ユウさんに手料理を作って欲しいと頼んだところ(ユウさんの素晴らしい蕎麦打ちを見、料理の腕を見込んでのことです)、
ユウさんは電子レンジで温めようとしたモノを全て爆発させるという哀しい結果を招いてしまいました。
(親御さんはここで、「何故手料理で電子レンジを使うんだ」と疑問に思われることでしょう。
なので説明させて頂くと、どうやらユウさんはその日とても忙しかったようで、料理を全て「レンジでチンしてできるあったかv冷凍食品シリーズ」で済ませようとしていたようです。
それを知った私は非常にやるせない気持ちになりましたが、忙しさ故のことですのでどうかユウさんをお叱りにならないで下さい。お願いします。)
ユウさんの作ったお蕎麦はとても美味しいですが、いくらなんでも365日3食オール蕎麦は健康に悪いので炊事は全て私がやります。
また同様に、掃除機や洗濯機が頻繁に壊れてしまっては金銭的な問題が生じるので掃除・洗濯も私がやろうと思っています。
次に子供ですが(親御さんには孫にあたります)、私似の子供が欲しいと思っています。
ユウさんの容姿は美しく、加えて可愛いです。
しかし子供はやがて親元を離れ巣立つものだと考えると、ユウさん似の子供ができることは私にとって非常に胸の痛むこととなります。
ユウさんの親御さんなら、こんな私の心中を察して下さると思います。
ユウさんのあの遺伝子が子供に反映されないというのは残念なことですが、世の中には隔世遺伝というものがあります。
きっと孫(親御さんにはひ孫にあたります)にはユウさんの遺伝子が反映されることを共に祈って下さい。
………(後略)………
(何これ何これマジうざい…!!!)
「……………やっぱりこのままでいいんじゃないかしら…」
「え、ホント!?でも長すぎないかな?大丈夫?」
「確かにちょっと長いけど、ラビがいかに真剣に神田のことを考え想っているかがひしひしと伝わってくるから、これでいいと思うわ」
(これ以上こんな文面みてられるかっつーのこのアホが!察しろよバカじゃないの!!?)
「…引越し…しようかな…」
↑ラビと神田と幼馴染み歴17年双方から相談され歴9年
心優しいリナリーさんは今日もラビの惚気にあてられつつ頑張ってます。
(しかし反転するとあまりのストレスの為に生まれた内なるブラックリナリーさんが現れます)
Pixiaと携帯写メを使って書いてみました。いつもよりオフにより近い絵柄のcomicです。
(いや今回のこれ既にコミックか危ういような…・爆)
料理ができない、電化製品を壊す、という定番ネタすみません。
どこかのサイト様と被っているのは覚悟の上ですが、パクろうとかそんな恐れ多いことは考えてませんの で…!;;(ガクブル)